Michael Collins (1996米)
マイケル・コリンズ
海外版ビデオ・DVD発売/日本版ビデオ・DVD発売
133 min.

監督・脚本:ニール・ジョーダン Neil Jordan

共演
リーアム・ニーソン Liam Neeson
アイダン・クイン Aidan Quinn
ジュリア・ロバーツ Julia Roberts
アラン・リックマン Alan Rickman

ヴェネチア映画祭作品賞、主演男優賞(L・ニーソン)

参照リンク
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IMDb

あらすじ
1910年代から20年代のアイルランドを舞台に、イギリス支配下にあったアイルランドの歴史を変えた実在の人物マイケル・コリンズの半生を描いた感動作。

1916年のイースター蜂起は失敗に終わり、コリンズ(リーアム・ニースン)は親友ハリー(エイダン・クイン)らとともに逮捕。指導者はデ=ヴァレラ(アラン・リックマン)を除いて処刑されたが、コリンズらは釈放され、アイルランド独立運動に向けてゲリラ戦略を展開する。

戦術の神様とまで呼ばれたコリンズ率いるアイルランド義勇軍の猛攻に、イギリス側も譲歩して休戦条約を申し出るが、デ=ヴァレラらはこれを拒否し、今度はアイルランド国内で内戦勃発。コリンズは内戦を終結させるために故郷のウェストコークで開かれる会談に出向く途中で、条約反対派による凶弾に倒れる。享年31歳。


管理人コメント(ネタばれあり)
非常に重いテーマなので、見た後はぐったり疲れますが、さすが『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン、難しい題材を迫力の戦闘シーンや情報合戦、キティ(ジュリア・ロバーツ)をはさんだ恋の三角関係などの人間ドラマを絡めてうまく娯楽大作に仕上げています。

ジョナサン的に申しますと、コリンズの暗殺者ということでラスト15分になってやっと登場するのでそれまで待ちきれませんが、もう初々しくって食べてしまいたいほど。しかし、これが映画出演4作目というのに、天下のオスカー俳優リーアム・ニーソンを相手に堂々と渡り合っているではありませんか。Articlesインタビュー記事でも紹介しました強盗事件からそれほど経っていない頃だったので、根性座っていたのかもしれませんね。

ニーソンのでっかい手で顔を挟まれて見つめ合う、もとい、睨み合うツー・ショットがなにやら妖しげで萌え(あほ)。『クライング・ゲーム』みたいにゲイ・テイストが入るんかしら、と思いましたらそんなことはありませんでした(あたりめーだな)。

コリンズを暗殺する印象的な少年を探していたジョーダン監督の目にとまったジョナサンは、もちろん存在感もそうですが、そのなまりも買われていますので、こてこてのコーク・アクセントを披露しています。これがまた可愛くってたまりません。後半最大の山場とも言える暗殺シーンは、ジョナサンの鋭い眼光がものを言って、血と硝煙の匂いを感じさせるほど緊張感ある仕上がりになっています。ジョーダン監督はジョナサンをベタ褒めで、『ベルベット・ゴールドマイン』のトッド・へインズ監督にジョナサンを強く推薦したとか(ありがとうございます!)。

ジョーダン監督はアイルランド人で、自国の俳優を使ってアイルランドをテーマにした作品をよく撮っていますので、またジョナサンやリーアム・ニーソン(←この人もアイルランド人)と組んでいい作品を作っていただきたいです。








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